スウェーデン式サウンディング試験
戸建住宅で採用されているのが「スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)」です。これは、ドリル状のスクリューポイントをつけたロッド(鉄の棒)を地盤に貫入させる方法です。おもりを載せ、どのくらい貫入するかを測定し、おもりが1kN(100kg)に達して貫入しなくなりましたら、こんどはどのくらい回転させたら貫入するかを25cm毎に測定します。

A スクリューポイントをつけたロッドにおもりを1個ずつ載せていき、地盤に貫入します。おもりと貫入量の関係を記録します。
B おもりを全部(100kg)載せても沈まなくなったら、次にハンドルを回転させて、貫入させます。
C ロッドを継ぎ足しながら、25cmずつ貫入させるのに要した回転数を記録していきます。通常、10mの深さに達するか、固い地層に達するまで続けます。

スウェーデン式サウンディング試験は、調査機械の設置や操作が比較的簡単なため、1日で複数のポイントを調査できるメリットがあります。調査する場所は、建物の配置計画をしている四隅と中央の5ポイントが基本となります。調査深度は20m程度まで行うことが可能です。